CROSSTALK for ART & SCIENCE

Reality Transformed : テクノロジーが変える『感動』のリアリティ

2017 3.18 12:00-14:00

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人間がメディアを通じて得られる情報の量と質は劇的に変化を遂げ続けています。またそれら情報への干渉の仕方・インタラクション技術の発展によって生み出されてきた様々なコンテンツは、その都度我々に新たな感動を与えてきました。

情報とのインタラクションが当たり前となり、その技術が日々進化する昨今において、そこで得られる知覚や拡張する身体感覚はどのように我々の世界観を変容させるのでしょうか。また情報・物質・体験いずれの領域も司るメディアデザイナー/メディアアーティストといった現代の作り手には、どのような視点や技術、哲学が求められているのでしょうか。

本クロストークでは『Imago et Materia』展(AXIOM)を開催中のメディアアーティスト・落合陽一氏、VRゲーム『Rez Infinite』で世界的に注目を集めるゲームデザイナー・水口哲也氏と共に、メディアテクノロジーによって刷新されゆく身体と技術の関係性を問い直します。

水口哲也|Tetsuya Mizuguchi
レゾネア代表 / 米国法人 enhance games, CEO。慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(Keio Media Design) 特任教授。
ビデオゲーム、音楽、映像、アプリケーション設計など、共感覚的アプローチで創作活動を続けている。2001年、「Rez」を発表。その後、音楽の演奏感をもったパズルゲーム「ルミネス」(2004)、キネクトを用い指揮者のように操作しながら共感覚体験を可能にした「Child of Eden」(2010)、Rezの VR拡張版である「Rez Infinite」(2016)など、独創性の高いゲーム作品を制作し続けている。
文化庁メディア芸術祭特別賞(2002)、Ars Electoronicaインタラクティブアート部門名誉賞(2002)、米国 The Game Award, Best VR Award(2016)などを受賞。2006年には全米プロデューサー協会(PGA)とHollywood Reporter誌が合同で選ぶ「Digital 50」(世界のデジタル・イノベイター50人)の1人に選出される。2007年文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門審査主査、2009年日本賞審査員、2010年芸術選奨選考審査員などを歴任。


落合陽一|Dr.Yoichi Ochiai
1987生、2015年東京大学学際情報学府博士課程修了、2015年より現職。専門はCGH、HCI、VR、視 覚聴覚触覚ディスプレイ、デジタルファブリケーション、メディア史。
著書に「魔法の世紀(PLANETS)」など。VR コンソーシアム理事、一般社団法人未踏理事、電通ISIDメディアアルケミスト、博報堂プロダクツフェローを務めるなど、産学官にまたがってメディア芸術・ホログラフィ・IoT・計算機カルチャーなどに関して製品づくりや 開発、文化政策などに関わる。


脇田 玲|Dr.Akira Wakita
アーティスト、慶應義塾大学環境情報学部教授
物理シミュレーションによるリアルタイム映像や色彩を制御できるマテリアルの製作を続けている。 近年は、流体力学や熱力学のモデルに基づく独自ソフトウェアを開発し、科学と美術を横断するビジュアライゼーションに注力している。2016年のアルス・ エレクトロニカ・フェスティバルでは、同センターの映像空間 Deep Space 8K における初の本格的8Kアート作品として、冨田勲氏への追悼作品「Scalar Fields」を小室哲哉氏との共同作品として発表した。AXIOMアーティスティック・ディレクター。

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