AXIOM Fireside Talk with Memo Akten

―最先端アーティストMemo Akten緊急来日イベント「文化的特異点(Cultural Singularity)への考察」

2017 10.07 19:00-

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世界中のクリエイターを触発し続ける、気鋭のメディア・アーティストMemo Akten (メモ・アクテン)。
メディア・クリエーター界隈で常にトップランナーでありつづけるMemoが、AXIOMでの日本初個展開催に向けた視察で緊急来日。特別プログラムを開催します。

世界最先端のイノベーションとオープンプラットフォームの概念、機械学習によるヒューマン・マシーン・インタラクション(HMI)がもたらす文化・生活・表現への影響を、日本の気鋭アーティスト・研究者・プロデューサーと深堀りします。

イベントPeatixページ

登壇者:
メモ・アクテン Memo Akten
(アーティスト・人工知能研究者)

杉山 央 Ou Sugiyama
(Media Ambition Tokyo・森ビル株式会社)

田所 淳 Atsushi Tadokoro
(クリエイティブコーダー)

田中ゆり Yuri Tanaka
(宇宙芸術家・東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現研究領域博士課程)

徳井直生 Nao Tokui
(株式会社Qosmo 代表取締役・工学博士)

脇田 玲 Akira Wakita
(アーティスト・慶應義塾大学)

メモ・アクテン(Memo Akten)について:

世界中のクリエイターを触発し続ける、気鋭のメディア・アーティストであり研究者。1973年イスタンブール生まれ、現在はロンドンをベースに活動。

2013年、メモ・アクテンはロンドン五輪で発表した《Forms》(クアヨラとの共作)で世界最高峰のメディアアートの祭典「アルスエレクトロニカ・フェスティバル」での最優秀賞「ゴールデン・ニカ賞」を受賞。本作はアスリートが競技で見せる躍動の軌跡を抽出するだけではなく、それらを抽象的な映像彫刻として、肉眼では不可視な、身体と環境の間に秘められたパワー、バランス、品、葛藤を視覚化することをテーマとしている。競技者の動きをコンピュータを介して美しいインスタレーションへと変換させた才能に、目に見えない世界の一端を捉えようとしたその探究心に、世界中のクリエイターが注目した。

自動車メーカー・マクラーレンとのコラボレーション《McLaren P1 Light Painting》では光の彫刻とも言える表現技法の開発に挑み、《Meet your Creator》では世界で初めてドローンを使った舞台演出を手掛けるなど、時代を先駆ける技術力・表現力、作家としての矜持を持ちあわせた人物である。

近年日本でも盛んになっているクリエイティブ・コーディング(デザインやアート表現のためのプログラミング技法)のプラットフォーム「openFrameworks」への貢献も積極的に行なっており、自身が構築したプログラムを世界中に向けて公開していることから、多くのクリエイターがレファンレンスしている。

アーティストとして、またツールメーカーとして広く表現活動を行う一方で、ファッションデザイナーのマルコム・マクラーレン、マーガレット・ハウエル、現代美術家ダミアン・ハーストらを輩出してきた英国ゴールドスミス・カレッジにて人工知能の研究を行う科学者でもあるメモ・アクテン。既存の領域にしばられずに日々その技術・表現の場を拡張し続ける彼は、トルコ・イスタンブールが生んだ今世紀最高のメディアアーティストと言えるでしょう。

http://www.memo.tv/category/work/by-type/

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